名古屋市の栄・久屋大通駅のパーソナルトレーニングジムE.V.Oの「お知らせ・コラム」ページ

代謝が落ちる？

中年太りをするのは年齢と共に代謝が低下し若い頃よりも太りやすくなる為、という言葉を耳にした事があるのではないでしょうか！

実際の所年齢によってどの程度代謝が低下するのかというのははっきり分かっていなかったのが事実ですが、アメリカのある大学が研究した所『20代〜50代の間で代謝率は落ちない』という事が判明しました！

代謝が最も大きく変化するのは生後1年の間で１歳のうちは大人と比較して約５０%も多くエネルギーを消費しているとの事ですが、20代〜50代にかけては代謝率は安定しており実際は低下する事なく横ばいの状態である為、代謝の低下が中年太りの要因とは考えにくいでしょう！

中年太りの要因

中年太りとは

そもそも中年太りとは４０代から６０代にかけての人々に見られる体重増加現象の事を指し、特に女性に顕著に現れます。

女性の中年太りの要因

女性の場合は閉経に伴うホルモンバランスの変化が大きく影響しており、エストロゲンの減少が体重増加を促進し特にお腹周りの脂肪の蓄積を促します。

また女性の場合は生活習慣の変化も大きく影響します。出産や子育てによって運動する機会が減少したり、睡眠時間が減少する事による食欲の増大、さらには子供の残りものを食べることによる栄養バランスの偏りなどの変化が一つの要因と考えられます。

男性の中年太りの要因

一方男性の場合は女性同様運動不足に加え、食生活の変化が中年太りの要因として考えられます。

なかでも40代の男性によく見られるのが『脂質』の摂取割合が多いパターンです。ラーメンや丼ものなど単品で手軽に済ませる事が出来る食べ物にはこってりしたものが多く栄養バランスが偏りやすいのが特徴です。栄養バランスが偏る事により体が不足している栄養を取り入れようとサインを出す為、無性に何かが食べたくなるような強い欲求が現れることもあり食べ過ぎを招きます。

また年齢的に仕事の中でも責任のある立場になり、ストレスを感じることも中年太りの要因となります。
ストレスは脳を疲労させ満腹中枢や自律神経を乱してしまう為、過食や偏食を招きます。

まとめ

中年太りとは４０代から６０代にかけてみられる体重増加の現象を指します。
加齢による代謝の減少が要因と言われたりしますが、実際の所２０代〜５０代にかけて代謝率は安定しており代謝の低下による体重増加はあまり考えられません。
女性の場合では閉経によるホルモンバランスの変化や子育て・出産による生活習慣の変化、一方男性の場合では脂質の割合が多い食事や栄養バランスの偏り、会社の中での立場の変化によるストレスの増加などが中年太りの要因と考えられます。
どの年代であっても運動量の低下や偏った食事が肥満の要因であることは間違い無いので、適度な運動と食事・そして睡眠やストレス対策などを心がけましょう！